企業情報

お問い合わせはこちらから

 

会社概要

2020.06.10
廃油種類

動植物油類

名古屋 廃油 ゼンユー

動植物油類は動物の脂肪や植物の種などが原料で、これらから抽出された油のことを指しています。
引火点が250℃未満であるため、家庭でも用いられていますが取扱に注意しないと発火の原因となる場合もあります。
今回は、名古屋で廃油リサイクルを行うゼンユーが、動植物油類に関しての情報をご紹介します。
動植物油類や廃油リサイクルについて興味のある方は、ぜひ目を通してみてください。

■動植物油類とは

動植物油類とは植物や動物から取った油のことであり、引火点が250℃未満のものが該当します。
一般的な家庭で使用されているオリーブオイルやごま油なども動植物油類として分類されます。
この動植物油類は引火点が高いのが特徴であり、油を熱し続けない限り引火しないのが特徴です。
他の危険物に比べて、危険度が低く感じるかもしれません。
しかし、動植物油類は放置したことで自然発火を引き起こす可能性の高い油類です。
ニュースなどで見かける機会もあると思いますが、天ぷら店で大量の天かすから発火したり、動植物油類を鍋に放置して発火したりするのも動植物油類なら考えられるのです。
また動植物油類をそのまま放置していなくても、タオルや布にアロマオイルが染み込んだ状態で乾燥機に入れて発火した例もあります。
これらの事例は、動植物油類の共通の特徴である自然発火以外の特徴が関係しているのです。

■動植物油類の種類や特徴

動植物油類は、自然発火しやすい目安をよう素価という言葉で表します。
油脂100gが吸収するよう素の量であり、よう素価が高くなると自然発火しやすくなるのです。
よう素価は、不和脂肪酸が多く含まれている油脂が高い傾向があります。
この不和脂肪酸は酸化しにくいため、動脈硬化の原因となる中性脂肪や悪玉コレステロール減少効果が期待されたため、進んで摂取している方もいるでしょう。
不和脂肪酸が多い油脂類は空気中の酸素とも結びつきやすく、油が固まる固化という現象を起こしやすくなります。
そのため、よう素価が高い不和脂肪酸は自然発火や固化も起こりやすいということです。

また動植物油類は乾性油、半乾性油、不乾性油の3種類に分類されています。
よう素価と併せて分類すると、以下のように分かれます。

・乾性油・・・・・よう素価130以上
完全に固まる油を乾性油といい、よう素価130以上の動植物油類が該当します。
エゴマの種子から摂取されるエゴマ油では、よう素価は約192~208程度とされていて高いことがわかります。
ヒマワリの種子から摂取されるヒマワリ油でよう素価は、約125~136程度です。

・半乾性油・・・よう素価100~130
半乾性油は、よう素価100~130の動植物油類が該当します。
大豆の種子から得られる大豆油はよう素価が約120~142で、ごまの種子から得られるごま油はよう素価が約103~118です。

・不乾性油・・・よう素価100以下(オリーブ油やヤシ油など)
不乾性油はよう素価100以下の動植物油類が該当し、固化しにくい特徴があります。
家庭で使用するオリーブ油は、よう素価75~90程度となっています。

このように乾性油でよう素価の大きい動植物油類は、自然発火しやすく固化もしやすいのですが、不飽和脂肪酸も多いということです。
そして引火点が高いため発火すると燃焼温度も高くなり、消火が困難になってしまいます。
動植物油類が発火してしまった場合、水による冷却消化が難しいため、適した方法で処理やリサイクルを行う必要があります。
動植物油類の廃油をそのまま捨ててしまうと、環境汚染にも繋がってしまうため、未来の社会に活かすためにリサイクルしましょう。

■廃油がリサイクルされるまでの順番

名古屋で廃油リサイクルを行うゼンユーでは、環境に配慮した廃油リサイクル事業を行っています。
廃油リサイクルには、いくつかの処理工程を行っていきます。

①原料保管
原料となる廃油をタンク毎に分類します。

②加熱蒸発
原料に含まれている水分を加熱して蒸発させます。

③固液分離
固体と液体を分離して、それぞれに分けます。

④不純物除去
微細なごみなどの不純物を吸着させて除去します。

⑤加熱蒸発
再び加熱して水分を除去し、再生タンクに分けます。

廃油リサイクル後は、用途別に再利用が可能です。
再利用することで再生エネルギーとなり、有効な資源として利用できます。
動植物油類も正しい方法で処理することが、環境に対して配慮できるということです。
適した処理方法でリサイクルしましょう。

ゼンユーは、環境に配慮した資源の適正処理を行い、責任を持って環境保全に取り組んでいきます。
企業としての社会的責任である環境を守ることは、未来を繋いでいくためにも必要な取り組みだと考えています。
愛知県名古屋市を中心に国内トップレベルの廃油を再生エネルギーに変える技術を持ち、循環型社会のニーズにも応えていくのがゼンユーの取り組みです。
さらにリサイクルネットワークの拡大や環境技術の開発、リサイクルによる資源の有効活用、生産システムの構築などにも取り組んでいます。

一覧に戻る

ページトップに戻る